1872年にデンマークにて創業したフリッツ・ハンセン。

創業当時ごろは曲げ木を得意とし、木材が描く優雅かつシャープな曲線で人々を魅了しました。
20世紀に入り、カール･クリントやハンス・ウェグナー、アルネ・ヤコブセンなどのデザイナーと代表作を残し、北欧家具のデザイン性の高さを国際的な評価として定着させました。また、今日の工業化された製造手法のパイオニアであるだけに、その製造技術の緻密さには定評があります。

フリッツ・ハンセン社は日本における北欧家具ブームのさきがけとして、日本でも高い人気を誇ります。2012年には大阪に続き、東京・青山にて日本2箇所目のフラッグシップがオープンしました。

シンプルで機能的、インテリアを邪魔せず温かみのあるデザインで、日本人の感性にも響く名作を多数生み出しています。このページでは、数ある名作の中から一部をご紹介いたします。ご紹介した以外のものでも高価買取しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

アントチェア
北欧家具の名作、アリンコ（蟻）チェア。アルネ・ヤコブセンの代表作です。
背もたれ部の美しいくびれが、蟻のように見えることから名付けられました。
発表当初は、より蟻を思わせる3本足の椅子でしたが、安全性に考慮し、4本足に改良されました。 薄い成形合板と細いスチール製の脚部は、非常に軽く女性でも楽に持ち運べます。

背もたれは寄りかかったときに適度な弾力があり、自然に背中が支えられ快適な座り心地。

複数台をスタッキング可能のため収納性にも優れており、座面裏の突起により、積み重ねたときに座面に傷が付かないようになっています。
成型合板の絶妙なカーブを持つシートと、脚部の美しいバランスが魅力の実用性と美を兼ね備えた北欧家具の逸品です。

セブンチェア
セブンチェアは、１９５５年にアリンコ（蟻）チェアのバリエーションとして発表されました。
高度な合板加工により、軽さと強度と美しいフォルムを兼ね備えた名作チェアです。
積み重ねることが可能なスタッキング機能付き。
細いクロームメッキのスチールパイプで支えられた軽やかな姿から、別名『バタフライチェアー』とも呼ばれています。

エッグチェア
卵を思わせるその形状から名付けられたという、一度見たら忘れられない圧倒的な存在感のエッグチェア。
コペンハーゲンSASロイヤルホテルの設計に際して、1958年にアルネ・ヤコブセンによりデザインされました。
発泡ウレタンを使用した画期的な素材と独特のフォルムは、カラダをすっぽり包み込み、そこに独立したパーソナルスペースが生まれる独特の安心感を生み出します。
インテリアにある中では、質量感ある外観が、ユニークなだけではなく、エグゼクティブなムードをも漂わせます。
ファブリック、レザー問わず、高価買取中です。

主なデザイナー
・Arne Jacobsen/アルネ・ヤコブセン
・Bruno Mathsson/ブルーノ・マテソン
・Hans J. Wegner/ハンス・J・ウェグナー
・Piero Lissoni/ピエロ・リッソーニ 等　

主な買取場所
●モデルルーム展示品
●一般のご家庭にて通常使用されていた商品
●別荘（別宅）にて長期間使わずに設置されていた商品